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「わかったよ…。みんなは風真さんが大好きなんですね」
時風は嫌味ったらしく言った。
「お前ねぇ…たった1人のお兄様をちょっとは尊敬したら?」
そんな時風に対し風真は明るく笑顔で言う。
「無・理」
「時ちゃん…」
春也は苦笑いを浮かべている。
「そういやさぁ、別荘って何部屋ぐらいあるん?」
翔太が春也に向かって言った。
「一階を合わせたら12かな」
「すごい数やなぁ…。旅館とか出来るんちゃう?」
「もとは何処かの金持ちの家だったらしいからな…」
「ということは春也の親がそれを買い取ったんや?」
春也は何も言わなかった。
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