地獄島

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◆◆◆ 「っお!時ちゃん部屋隣りだぞ」 「イエーィ」 時風と秀樹がパーンとお互いにハイタッチを交わした。 「元気やなぁ、夜中に2人で騒がんといてや~」 「そうそう、俺ら次の日寝不足になったらお前らのせいだからなっ」 「騒がねぇよ。修学旅行じゃないんだから。…兄貴、俺を馬鹿にしてるんだろ」 時風が風真を思いっきり睨んだ。 しかし、風真はそれを笑って返す。 「思ってないよ。良い子は夜更かしせずに寝まちょうね」 「あはは」と笑いながら風真は自分の部屋へと消えた。 「馬鹿兄貴!俺のこと馬鹿にしてんじゃん!!」 「だぁかぁらぁ、時ちゃんはそうすぐにムキになるから遊ばれるんやって。っな?秀樹」 「おう」 「ホンマ、時ちゃんいじられキャラやなぁ~。んじゃま、又後でな~」 翔太も自分の部屋のドアを開け、バタンとドアを閉める。 「…、俺ってそんなにムキになってんのかなぁ」 「っま、そういうことだ。俺らも荷物部屋に置こうよ」 「うん、じゃ後でな」
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