208人が本棚に入れています
本棚に追加
◆◆◆
「っお!時ちゃん部屋隣りだぞ」
「イエーィ」
時風と秀樹がパーンとお互いにハイタッチを交わした。
「元気やなぁ、夜中に2人で騒がんといてや~」
「そうそう、俺ら次の日寝不足になったらお前らのせいだからなっ」
「騒がねぇよ。修学旅行じゃないんだから。…兄貴、俺を馬鹿にしてるんだろ」
時風が風真を思いっきり睨んだ。
しかし、風真はそれを笑って返す。
「思ってないよ。良い子は夜更かしせずに寝まちょうね」
「あはは」と笑いながら風真は自分の部屋へと消えた。
「馬鹿兄貴!俺のこと馬鹿にしてんじゃん!!」
「だぁかぁらぁ、時ちゃんはそうすぐにムキになるから遊ばれるんやって。っな?秀樹」
「おう」
「ホンマ、時ちゃんいじられキャラやなぁ~。んじゃま、又後でな~」
翔太も自分の部屋のドアを開け、バタンとドアを閉める。
「…、俺ってそんなにムキになってんのかなぁ」
「っま、そういうことだ。俺らも荷物部屋に置こうよ」
「うん、じゃ後でな」
最初のコメントを投稿しよう!