10人

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俺は不安そうな顔をする秀樹の肩に手を置いた。 「安心しぃや。お前が一番わかってるやろ。みんながそんな奴じゃないってな」 「あぁ…」 「一階行こうよ。もしかしたら翼たち来てるかも」 「わかった」と秀樹は頷いた――。 ◆◆◆ 応接室に行けば、時ちゃんと風真さんが会話をしてた。 そして、その横には春也が誘っていた奴とは違う顔があった。 「よぉ、翔太。秀樹」 「棗…。お前、春也に誘われてたんか?」 俺がそう棗に聞くと棗はハハッと笑った。 「実は翼から話聞いてさ。付いて来た。春也から聞いたけどまだ部屋余ってたみたいだし」 「…じゃあその翼は?」 「春也がそろそろ飯の準備するとかで手伝ってるよ」
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