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オオオオオと低いうなり声を響かせるとデビルはゆッくりと方向転換をした。
エンジェルと呼ばれた少女はデビルと向き合うようにある程度の距離をとッた。
??『…ごめんなさいね…』
そう少女はつぶやくと両手をデビルに向かッてつきだした。
するとまるでランプに炎が灯るかのように両手が光り輝きだしたのだ。
デビルはその光に誘われるようにゆッくりとエンジェルに歩みだした。通りにいた人々はビルの裏や街路樹の後ろに逃げ隠れ先程まで聞こえていた声は一切聞こえなくなッていた。
??『…ライトニングショット!』
少女がそう言ッた瞬間、少女の両手から太陽光に匹敵するほどのまばゆい光が一直線にデビルに向かッて放出された。
『オオオオオオオッッッッ!!!』
デビルは低く大きなうなり声を発した。デビルの身体は少女から放たれた光によッてみるみるうちに砕け、吹き飛ばされいッた。
20秒後デビルの身体は完全に塵とかし通りから姿を消した。
??『…本部…応答願います…標的の確認をお願いします』
??≪…ジジジ…こちらHEAD本部…標的消滅確認…ローズ本部へ機関しろ≫
ローズと呼ばれていた少女の耳に付けられた小型トランシーバーから若い男の声でそう命令が入った。
ローズ『…了解』
そう返事をするとローズの背中からは先程と同様に翼が現れバサバサッと音をたて羽ばたいた。
デビルが消滅したのとエンジェルが翼を広げたコトを視認した人々が続々と影から表に現れだした。
ローズと呼ばれた少女は息1つ乱さず、ふあッと空中に浮いた。
バサバサと翼を羽ばたかせ、ローズは太陽に向かッて飛び上がッた。
ローズの姿が完全に見えなくなるまで群集の歓声はやむことがなかッた。
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