~みずほさんの一日、登校編~

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因みに、後で『すいませんお母様。なぜ貴方は普通の起こし方が出来ないのですか?』と尋ねてみた所、母はこう答えました。 旧石器母ンゲリオン 『ユーモアよ』 多分私はもうすぐ死にます。 因みに、今日は大根で殴られました。 野菜を人を殺す為に使ったのは多分お母様が人類初だと思います。流石お母様。常識に囚われません。 みずほ 「ふぅ…今日もいい天気です」 窓を開けて、清々しい空気を吸いながら、私はニコリと笑います。 ちなみに、外は台風でした。 さて、起床が終わったら次は朝ごはんです。 私はわりと料理も出来る方なのですが、親がいるときは普通に親に作ってもらう、普通の高校生です。 という事で、今日もテーブルに座って母さんの朝ごはんを待ちます。 旧石器母ンゲリオン 「ミラクル母さんの、三分クッキング~♪」 キッチンからなんか変な歌が聞こえて来ますが、気にしたら負けです。 テレビの音量を意味もなく最大にしながら、我が家の尊厳の為にも全力でスルーします。 旧石器母ンゲリオン 「は~い♪ できた~♪」 数分後、お母様は、ゆで卵を三つほど持って来ました。 当然僕は問います。 みずほ 「お母様。これはなんですか?」 旧石器母ンゲリオン 「この右のが朝ごはんで、真ん中のが昼ごはん、左のが夜ごはん。名前は勝手に決めていいわよ」 流石はお母様。予想の右斜め45度上を行くボケです。 つうかなんだよ名前って。 みずほ 「あの、お母様…。育ち盛りの高校生が一日ゆで卵三個っていうのはちょっと…」 旧石器母ンゲリオン 「仕方ないわね。じゃあ特別に三つとも食べていいわよ」 みずほ 「わーい」 とりあえずみずほは窓を開けて、ベランダからゆで卵を外にぶん投げました。 ゆで卵は、ぐちゃ、という音を立てて、田中さん家のベンツにぶつかって、白身と黄身を撒き散らしました。 因みに、卵は普通にゆでてありませんでした。流石お母様。意味の無い所でも嘘を忘れません。
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