殺人鬼

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僕のあだ名は殺人鬼…。 僕をそう呼ばない人なんて居ない。僕を名前で呼んでくれる人なんて偽善者だ、立場上名前で呼んでるだけで、皆僕を殺人鬼だって思ってる。 僕は両親を殺し、兄を殺し。たった一人生き残った人殺し…。 事実はそうでなくとも、世間からはそう思われてるだろう…… ガラガラ!! いつも通り教室のドアを開ける…すると全員僕を注目し、とても賑やかだったクラスは一変して不思議なほど静かになり、沈黙を破ろうとする者はいない。 僕はドアの前から自分の席へ向かい、荷物を置いた。そして開きっぱなしのドアを通り教室から出ていった。もちろん、僕が出ていったことにより沈黙は破れ賑やかなクラスに戻った。
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