0人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「一応ここは俺の庭なんだがな。まあ庭って言ってもただの土地だけどな」
少年は明かりのついている
家を探すことに
夢中になりすぎて
住宅地の外れの
裏山の近くまで来ていた。
「俺はここにいるお前らを置いていくのもなんだから一緒につれて帰りたい。」
「……コクリ…」
少年はうなずいた。
するとおじさんは
少年の頭に積もった
雪を払いのけて言った。
「俺の名前は中崎 圭司(ナカザキ ケイジ)よろしくな」
そして着ていたジャケットを
少年の肩に掛けた。
最初のコメントを投稿しよう!