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最近のホストにしては、珍しく髪を染めて居ない。 「盛り」もしていない。チャラチャラした印象を与えない。そこが受けたのか、客もついていた。 『で…わざわざの意味は?』 私は、冷たく聞き返した。 『ルナ、俺って…ルナの「彼氏」だよな?最近…冷たくない?』 麗は私に近づき、肩に触れた。強い、コロンの香りが漂う。 『そのコロン、嫌いなの。下品だわ。』 私は手を払いのけた。 『それから… 仕事と称して、他の女と寝るような彼氏はあいにく、私にはいないわ。』
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