1

9/26
前へ
/253ページ
次へ
麗は私に言われたように、少し窓を開け、タバコの煙を手で払うような仕草をした。 『蓮士さんが?なぜ?』 『ん~?ルナのこと、お気に入りみたいだよ。』 外を見ながら、麗が答えた。 私と麗が付き合っていることはダイヤモンド・ダストの人には内緒になっていた。 ただ、ひとりを除いて。
/253ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加