こんなことも、あるんだ

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「・・・もう、起きてたの?」 「なんだか、ちょっと目が覚めちゃって」 そう答えた私の腕を彼は引き寄せて、 あついカラダで抱きしめた。 その肌はまだ軽く汗ばんでいて、 ドキッとする。 「愛奈(アイナ)さん・・・」 「・・・ん?」 「・・もうちょっと寝ようよ」 「うん。そ・・・だね」 肩にまわされた腕を、 ぎゅっと握りしめながら、 私はゆっくりと、瞳を閉じた。
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