新学期

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まぁ、ここは合わせとこう。 「あぁ」 ジュンの肩をポンッと叩いて答えた。 そんなやり取りをしていると、ジュンとは逆方向に人の気配を感じた。 そこには、肩まで伸びているサラサラした髪に、触れると壊れてしまいそうな華奢な体で、可愛らしい小柄な女の子が立っていた。 「あっ…」 予想外の人物の登場につい声を漏らしてしまった。 「えっ?」 俺の声に気付いて彼女がこちらを向き、挨拶をしてきた。 「おはよう、貴大君」 「………」 彼女の100点満点の笑顔に見とれてしまい、口をポカンと開けながら呆然としていた。
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