新学期

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「貴大君?」 「うわっ!?えっ…あっ…おはよう!!」 突然、上目遣いで顔を近付けてきたのでテンパってしまい、声が裏返ってしまった。 「貴大君、顔、赤いけど大丈夫?」 「え?」 言われてみると… 顔の体温が高い気がする。 「だ、だいじょぶ」 苦笑いで答えた。 彼女は首を傾げて頭の上に?を浮かべた。 その仕草も可愛いなぁ… って、なにいってんだ俺は。 自分に突っ込みを入れていると、彼女が俺に尋ねてきた。 「貴大君クラスどこだった?」 ん?そういえば自分のクラス確認してないな。 「ジュン、俺達って何組?」 「ふぁ~ぁ、ん?3組」 余程暇だったのか欠伸をしながら答えてきた。 ごめんな、お前の存在少し忘れてた…
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