災い

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ウーウー・・・ウーウー・・・ ある真夜中、俺はサイレンの音で目を覚ました。 「うるさいな。 どこか火事か?」 そんなことを思っているとサイレンがどんどん近くなってくる。 「近所・・・?」 何も見えない俺は少しづつ恐怖を感じた。 「光輝!!」 突然、部屋のドアを開く音が聞こえ、驚いた。 いや、それと同時に少し恐怖が和らいだ。 「なんだよ。 母さん突然・・・」 俺が話しかけようとするのを遮り、母さんは俺を持ち上げた。 突然のことに状況が理解出来ない。
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