第一章

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ドカーン… 森の中にそんな音が響き渡った… その音のした方向から走って来る一人の少年がいた。 「検体Wー183が逃げたぞ!捕まえろ!」 「こっちだ!絶対逃がすな!」 その少年を追いかける白衣の男達。少年は、何かの実験に使われているそうだ。 「くそっ…見失ったか…」 「どうしますか館長。」 館長と呼ばれた男は、少しも迷わずに、 「殺しても構わん。Wー183を絶対に捕まえろ!」 と言った。 捜索は明け方まで続いた…
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