第二節

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「…ということだ。何か解らない事はないか?」 虹は式についての説明をしてもらっていた。 「大丈夫です…解りやすい説明ありがとうございます…」 「ならよかった。それじゃあ私は昼御飯を作ってくる。居間で待っていてくれ。」 「お手伝いします。」 藍と橙は台所へ行き、虹は居間に残った。 「……」 「どうしたのかしら?」 スキマから紫が出てきた。 「紫さん…」 「どうかしら?この家は。」 「どう接したらいいか…」 「それは、少しずつ慣れていけばいいのよ。」 「はい…」 それから昼御飯が出来るまで二人は無言だった。 「お待たせしました紫様。それに虹も。」 「全然待ってないわ。」 「ありがとうございます…」 「「「いただきます。」」」 「……」 「虹さん?」 「いただきます…」 少年少女食事中…
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