第2章 入学式

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今日は、高校の入学式だ。 だが、俺は悲しくも女子用の制服を着させられている。ってかその姿を鏡で見たせいで、朝から自分に見とれてしまったわ。 うん、もちろんモロ俺のタイプだったから仕方ないさ。 今、俺はそんな突っ込みを勝手にしながら、将と登校中である。 「いやぁ、待ちに待った入学式だな明良。俺テンションやべーわ。」 「俺はこんな姿のせいでテンション上がらねーよ。」 もちろん嘘である 「いや、明良は可愛いし似合ってんぞ。その制服」 知ってる、自分で見とれたからな。 「いや、そういう意味じゃあなくてな。体が女になってんのが気に入らないんだよ。」 半分本音 「明良、お前イケメンといい美少女といい最高のルックスを手に入れておきながら文句が多い。池 面に謝れ。グフフヘヘヘ。」 「将、気持ち悪い笑い方すんなよ…」 周りの人達が将に冷ややかな目線をあびせている。 そうこうしている間に高校に着いた。
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