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先生が教室を出て行くと同時に、みんなが仲のいいグループで集まっている。
あたしはとゆうと、澪ちゃんとずっと話している。
「でねー!「茜」
澪ちゃんが話そうとすると、力也君と思う人が澪ちゃんの話しを遮って話しかけてきた。
「ちょっと来てくれるか?」
「うん」
あたしは何も考えずに返事をした。
「後で話し聞かせてねー!」
澪ちゃんが手を振りながら見送ってくれた。
-昇降口-
「茜って…あの茜だよな?」
「どの?」
そう言うと、力也君みたいな人はバツが悪そうに後頭部をかく。
「10年前に引っ越した」
「そうだよ…力也君は隣の家の力也君だよね?」
あたしがそう聞くと、力也君は優しく笑った。
それと同時にあたしは力也君に飛び付いた。
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