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友達出来るかな…?
「はぁ…不安になってきた」
あたしは重い足どりで教室に辿り着いた。
ガラガラ。
教室の扉を開けると、いっせいにみんながこっちを向いた。
「入学そうそう遅刻しちゃ駄目でしょ?早く席に着きなさい」
教卓に目をやると女の先生がこっちを見ていた。
「すいません」
黒板を見ると、出席番号順に名前が書かれていた。
「みんな揃った事だし自己紹介をしてもらいまーす、先生は平沢奏(ヒラサワカナデ)っていいます、みんなは出身中学を言ってくださいね」
綺麗な先生だなぁ。
あたしがそんな事を考えていると、1番の人が自己紹介を始めた。
ついにあたしまで回ってきた。
「須王茜です、中学は海外の中学に行っていました、1年間よろしくお願いします」
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