見慣れぬ印

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ふと自分の手首の裏になにかのマークのような印があった、これは一体なんだろうと思いながら、明に話しかけた、すると、明の手首にも同じようなマークがあった、「なんやろ?これ、初めて気づいたわ、でも俺のとケンちゃんのマークなんか違うな、人によって違うんやろか?」 そのマークが気になった二人は鈴香に話しかけた。 「鈴香さん?手首に何かマークみたいなのありません?こんなの。」 と言って自分の手首を見せた、するとやはり鈴香の手首にも似たようなマークがあった、三人ともこのマークがなんなのか悩んでいるといきなり、大声が聞こえた、 「あんたなに!?さっきからぶつぶつウルサいんだけど?キモいからどっか行ってくんんない!?」さっきの茶パツの女の人が大声でもう一人の暗そうな女の人に怒鳴っていた。 「ホントあんたと一緒の部屋って最悪、なに?なんかの宗教?あの本!?」 本?本がなにかだったのだろうか? どうやら元から気に食わなかったようだ、明が止めに入ろうとした瞬間、前のほう方から。 「静かにしろ!!!」 車から降りたときにいたもう一人のスーツを着た男が立っていた、その一喝でその場が静まり返った、 「えぇ~ようこそ諸君」 この声は?電車のアナウンスやさっきのアナウンスの人はこの人だったのかと謙悟は思った。
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