序章

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西暦2057年7月11日 第5次世界大戦が終結、 「日本の降伏により第5次世界大戦敗戦…日本の…」、この放送により、僕、竹沢 謙悟(たけざわ けんご)はこの忌々しい戦争の終結を知った。 ごく普通の家庭に産まれ何の障害もなく育った謙悟だったが2056年4月19日、平穏だった謙悟の人生をどん底に突き落とされる第5次世界大戦が勃発する、戦争が始まってから2日後、世の中はテレビやラジオなどで戦争のことが騒ぎ立てられているが、実際戦争が起こっているという実感はなかった、そして謙悟の元に一通の手紙が届いた、封筒の裏には「0523生物部隊」とだけ書いてある。 0523生物部隊? 嫌やな予感がしたが、取りあえず謙悟は封筒の中身を確かめてみた、「召集命令、厳正なる審査及び採用基準により、貴殿を日本国政府直属部隊0523生物部隊に配属となりました。 2056年4月23日の正午、一緒に送封されている通行書を持参し最寄りの駅から電車にお乗りください、2056年4月21日  内閣総理大臣 佐々木 定雄」 謙悟は何のことか解らなかったが、政府の部隊に配属されるという事だけはわかった。
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