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舞い上がってしまいそうや。
喜ぶんはまだ早いけど。
気持ち悪くない。そう言われた。拒否はされなかった。
今はそれだけで充分や。
僅かな可能性に掛けても良いんやろか。
でも、決めたんや。
普通に待つのは無理や。
明生は、覚悟を決めてもう一杯アルコールを飲み干した。
「でも、正直なところ、俺が受け入れられるかは考えたことないけどな。男を好きになったこともないし、告白されたこともなかったし」
工藤が明生の方を見遣る。
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