思い付き

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授業が終わり、来宮に話し掛ける。 「なぁなぁ、お前廃墟とか行きたくない?」 なに言ってるんだ、みたいな目でこちらを見てくる 「んあ?ああ、確かに行きてえな。なんだ、行くのか?なら誘えよな!誘わなかったら死刑だからな!分かったな!!!!」 さっきまでの『なに言っちゃってんの視線』はどうした。 「あー、分かった分かった。っていうか、まだ決まったわかじゃないしね。テストも近いし。」 「テストなんかやってられっか。人生楽しまなきゃ、意味がないぜ、そうだろ魚沼ぁ。」 来宮の言うこともわかるが、でもやるときはやらないといけない。 「それはそうだけどね、まあテストが終わったら変態研究部の奴らにでも話してみようよ。」 変態研究部とは、学校内で変人扱いされているオカルト研究部のことで、皆それぞれの呼び方がある。 キモヲタ部 人生終了部 爆弾部 変態研究部 隔離病棟部など… どれも酷いあだ名である。
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