思い付き

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新沼さんという女子が来た。 「はじめまして、新沼です。よろしくね」 「あ、よろしくお願いします。」 女子にはどうも上手い反応が出来ない僕にはいろいろと辛い。 「君はなんていうの?」と新沼さん 「僕はう…」「オレは来宮と言います!来宮です!!よろしくお願いするぜ!!」 『来宮…ウルサイんだよ、ヒソ入りカレー食べさせるぞ!!』 「すんごい元気あるんだね。こう人が一緒で廃墟とか行けばなんか安心するかも!」 新沼さん、すばらしい誤解です。こいつはウルサイだけです。女子には目がないだけです! 「まあ、心強いですよね。」 「タメ口でいいよ!」 「え、あ、ええ…うん。分かった。」 おどおどしながら無理なタメ口を使う。 「さぁて、本題に入りましょうか!」 と相変わらず元気のいい新沼さん。 「魚沼君と来宮君は廃墟が好きなの?それとももっと大きなもの?」 新沼さんの質問はわけがわからなかった。 とりあえず「大きなものとは?」と聞いてみた。 「廃止された町や村の事よ」 「何回かそんな廃止村などを聞いたことがあるんだけど、どんな理由で村が廃止になるの?」聞きたい事をストレートに聞いてみた。
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