1941年

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電源が落ちているためエレベーターは使えない。 俺と翔平は階段で一階まで駆け降りた。 受付を覗くと二人ほど倒れ、一人が起こしているところだった。 「おい!大丈夫か?」 俺が入って声を掛けるとこちらを振り向き敬礼をしようとした。 「敬礼はしなくていい!」 と言って制す。 「それよりか電気が落ちた。非常用電源に切り替えてくれ!」 俺が言うと「ハッ!」と言って慌ただしく出ていった。 「翔平。お前は井上所長を呼んで来てくれ。」 直ぐに翔平は出ていく。
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