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【雹符】「ヘイルストリーム!」
突如して紫の図上に現れた氷塊が、加速しながら紫へと向かって行く
「紫様っ!」
と藍が叫ぶより僅に速く紫は動いていた
氷塊が落ち、砕けた場所に紫の姿はなく
術者の眼前にその姿を現す
「あはは……」
圧倒的な実力差を再認識させられた術者は只苦笑いするしか無かった。
「チルノちゃん! 逃げてっ!」
付き添いの妖精が狂風を起こすと
木の葉が巻き上がり紫の視界を奪う
「助かったよ! 大ちゃん!」
紫の視界が回復した頃には
既に2匹の妖精は姿を消していた。
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