第一冊 幻想の地

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―どれ程意識の海を漂ったのだろう その時間を確かめる術(すべ)もなく 俺の意識のは目を覚ました。 天井が見えた 洋室などではなく、木目が流れる和室 どうやら布団に寝かされているようだ 「――っ」 身体を起こそうとすると全身に鈍い痛みが走る。 諦めて再び目を閉じる ここは一体何処なのか… どうやってここに来たのか… そして…… ――俺は誰なのか
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