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「でもママはケッコンって男の子と女の子がするんだって言ってたもん。
だからケイスケくんとシノブくんはケッコンできないんだよー」
「かんけーないもん。それでもケッコンするんだもん」
それは僕のなけなしの抵抗だった。
だってここで言い負けたら約束だけじゃなく彼まで失うと思ったんだ。
僕は知っていた、彼女も彼が好きだということを。
だからわざと邪魔しにきた子なんかに絶対負けられないと思った。
でも口で女の子に敵うはずもなかったんだ。
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