ホテルとスキー…

17/18
前へ
/159ページ
次へ
これとは別のパターンも紹介すると「店に売られている物に宿る霊」がある、そこいらの店に置いてある数々の商品、雑貨や小物に霊が入ってるケースはごまんとある。 一番怖いのは骨董品、真作と贋作の違いは、あまり問題にはならないし、値段も関係は無い、それまでにどう扱われ、どれ程の愛情、または執着心が向けられたかによる問題である。 もちろん愛情ならば問題無いかと言えば、そうでもない、恋愛は酷く儚い感情であるが一時的な感情としては、憎しみに並ぶ激情である、それが異性…男性や女性への怨みにすり替わった愛情ならば、持ち主にどんな怪異や災いを及ぼすのか、想像するのは難しくはないだろう。 それはさて置き、一般的に「善い品物」と「悪い品物」には共通したものがある、…それは「やたら目が惹かれる」点である、それこそ何十と言う商品が並ぶ中でも、ひときわに目立つ品物を、皆さんも見つけた事はありませんか?(カメラ視点) それは「その類の品」の可能性があるので、どんなに魅力的でも冷静に様子を見て買うように、注意しなければならない、まず「善い品物」は、明るい、優しい、暖かいと言った雰囲気を持つ、逆に「悪い品物」は、奇妙な魅力、冷たい雰囲気を持ち、稀に、不思議な現象を起こす…と言う物すらある。
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

99人が本棚に入れています
本棚に追加