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東城瑠偉は、物心がついてから鳳翔学園に入学するまで外に出たことが無かった。
そんな彼は、3歳の頃に両親を亡くして、双子の妹、瑠嘩とは、生き別れになった。
詰まるところ、彼は養子。
その事実を高校入学の前に明かされた。
それを真摯に受け止め、学園生活へと望んだ。
学園で2人の男子生徒と4人の女子生徒に出会い、友達が出来た。
その6人の友達と多くの時間を共有し、時に学園で、時には学園外で、楽しく日々を送っていた。
けれども、瑠嘩のことが瑠偉の中で引っ掛かったまま、又、そんなことを話せることが出来ないまま、1学期を、夏休みを終えた。
そして2学期が始まった。
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