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-数分後-
私の周りにはキラキラとした欠片が散らばっている。
「あ~ぁ」
すまなそうな近藤さんの姿に、怒る気も失せてしまった。
キラキラの中に寝転がる。
右を向いても、左を向いてもキラキラ。
「ふふふ」
「あの~……?」
幸せだなぁ。
近藤さんがいて、甘くてキラキラしたお菓子があって、平和な今が何よりも。
「幸せ~っ」
「へ?」
呆けた表情の近藤さんに説明してみる。
「だからですね。
近藤さんがいて、金平糖があって、キラキラしてて、平和だなぁって」
だから、幸せ。
そういうことかぁ、と呟いた近藤さんは私のそばに膝をついて、優しい声で囁いた。
「だったら、俺も幸せだなぁ」
目だけで何故と問う。
「君を独り占めできるからさ」
――了
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