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今日の魔理沙はおかしい。
いきなり挑んできたチルノに対しすぐに魔砲を使わず、敢えて弾幕のみで戦い、時間をかけて勝利したのだ。
いつもの彼女なら「弾幕はパワー」のポリシーに従い、魔砲を放ち、速攻で勝負を着けていた筈だが。
しかも寒いし。
変な薬でも飲んだのだろうか。
「そうかそうか。 じゃあなんで最強なのに私に弾が当たらないんだ?」
雪の山に埋もれながら喚くチルノに、少々呆れながら疑問をぶつける魔理沙。
「?」
この白黒は一体何を言っているんだろう。
チルノは顔を斜め45度傾けた。
「本当にお前が最強なら、私や霊夢に被弾させる事さえ簡単だろ?」
「???」
ますます訳がわかんなくなってきた。
あたいはサイキョー。
サイキョーは誰にでも勝てる。
最も強いって事。
何もしなくても勝てる。
でもあたいは魔理沙に負けた。
「???????」
チルノは更に顔を傾けた。
およそ90度。
「まだわからないか?」
素直に頷くチルノ。可愛いなぁもう(ぉ
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