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79 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:19:53.24 ID:cGqdg8Q0
それからの夏休みは特に進展も無く終わった
九月になり新学期が始まると最初のHRで和太鼓をする旨を皆に伝えた
なんの反対も無くて速攻で決まった
先生に関しては「とにかくお金が余りかからないように」しか言わない
本格的に和太鼓の練習に入る。
そこから毎日放課後に集まって実行委員で会議をした。
俺は板倉のからかいからか段々サトミを意識する様になっていた。
確かに可愛いし、良い子だけど・・・でも告白とかは無理。
ヘタレの俺には絶対それは無理
俺はサトミとはすっかり仲良しに成っていた。多分俺の人生の中で一番仲良い女の子じゃ無いかと思う。
80 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:22:28.87 ID:cGqdg8Q0
サトミから夜に頻繁に電話する様になった。
そして文化祭の話以外にも話をする様にもなった。
サトミは映画好きで俺も好きだったので話があった。
もうね、凄い楽しかった記憶がある。
文化祭の練習も段々激しくなる。
練習後にふとサトミと目が合う事があった。
その時二人で笑った。サトミが口だけ動かして「お疲れ」と言う。
俺はすげえー幸せだったはず・・・くそ
81 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:28:18.13 ID:cGqdg8Q0
ちなみに森君とも俺らはすっかり仲良くなってしまった
森君との漫画の貸し借りをする様になり、て、言っても俺が借りる一方だった
森君の家は漫画喫茶が開けるんじゃないかと思える位の漫画の量だった
彼はお薦めの漫画をいつも俺に貸してくれた
板倉に至っては、学校帰りに森君の家に直行する様になった
そして飲み物を要求するようになったころ流石に森君が切れて板倉に勝負を挑んだ
これが世に言う「森の乱秋の陣」であった
板倉は森君に泣かされた
俺もそれから森君の神経を逆なでしない様になった
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