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31 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 13:07:59.03 ID:2bDrzic0
一学期の終わりのHRで二学期に有る文化祭の実行委員を決める事になった。
勿論、みんな嫌がる。誰も立候補しない。
先生が「立候補者が出るまで終わらないぞ」とキレはじめた。
意味が分からない。
俺はひたすら「誰かいませんかー」を言い続ける。
誰も反応が無い。立候補だけで男三人、女三人の六人集まるんかよ。
俺に疲れが見え始めた
32 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 13:09:22.92 ID:2bDrzic0
俺は板倉に助けを求める為にチラリと見た。
板倉は目を伏せて寝たふりをした。
まあ、そんな奴なんだ
先生もイライラして貧乏揺すりをしていた。そろそろキレるんだろうな俺がそう思って隣に立つ副委員長のサトミを見た。
サトミはニコッと笑い、そのまま俺に近づいて来た。
そして俺の手を掴んで上に挙げた。
「はーい、私達二人、実行委員に立候補しまーす」
34 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 13:11:54.70 ID:2bDrzic0
俺「えっ?えっ?」
俺は慌てた。そして先生を見た。
先生「よし!!!!決まった!!じゃあ、お前ら二人は残りのメンバーを指名しろ!!!」
先生はそう言って嬉しそうに立ち上がった。
嫌々!!!今の立候補になるんかよ!!!しかも他のメンバーは指名しろって!!!
先生の表情を見た時に分かった。
コイツは飽きていた。
35 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 13:14:42.84 ID:2bDrzic0
俺は思い切り反論したかった。
だが、俺は疲れていて早く帰りたかった。反論する力も無く俺は実行委員になってしまった。
仕方なくサトミは自分の友達二人を指名。
俺は勿論板倉を指名。
板倉は最初寝た振りで押し通そうとしたが、帰りたいモードの先生に怒鳴られ了承。
もう一人の男子はタマタマ目が合った森君(本名)を指名した。
森君はいつもノートに漫画を書いている子だった。
特に友達では無かったんだけど、一番押し付け易かったんだ
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