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雀「何故だ?」
太「この家…大介が消えてから変な噂が飛び交ってるんです…
夜中…誰もいないはずなに電気が付いていたり
肝試しに入った子供達が変な人影を見たり…
色々とおかしいんですよ…」
太地が必死に手振り羽振りで説明する。
雀「…太地…お前まさか…
…怖いのか?」
ニヤリと笑いながら言う雀。
太「ちっ違いますよ!!
ただ…もう日が傾いてきたし…
明日にしませんか?」
太地は慌てて手を振ったが、その手を雀に掴まれる。
雀「いいから行くぞ!」
そのまま太地を引きずり、中に入っていった。
…駅の時と立場が逆転してるのは…言うまでもない。
中は思ったより、片付いていた。
雀「証拠は特に無さそうだな」
雀が襖を開けたり、色々探っていた。
太「家族の方が片付けてましたからね…」
太地は何もせず、不安そうに周りを見ている。
―ガタン!
何かが倒れる音がした。
雀「!!」
太「ひっ!
…何?」
太地と雀が音のした方を見ると、タンスが倒れていた。
太「な…んで…タンスが…」
雀「………」
―バキッ
天井が鳴った。
太「うわぁ!?
なんなんだよ…!」
雀「ラップ音現象だな
私達を警戒している」
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