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雀「じゃあ柘榴もう一度聞く
今までの怪奇現象はお前な仕業か?」
柘「そうじゃ
僕の住家に勝手に土足で入ってきて…しかも荒らして帰ろうとしたのじゃぞ!?
許される行為ではない!!」
柘榴は声を荒げて非難する。
それを聞いた太地と雀はお互いの顔を見る。
雀「…住家って…」
太「…ここに住んでるの?」
柘榴は黙って頷く。
雀「じゃあ…今回のとは無関係か」
柘「いいからさっさと帰れ!」
二人は柘榴に追い出されてしまった。
雀「…進展は無し…か」
太「妖怪って本当にいたんですね…」
雀は舌打ちをし、太地は半ば放心状態だ。
雀「妖怪なんて意識すればそこら中にいるぞ?」
太「うぇ!?
知りませんよ!?」
太地はキョロキョロと周りを見回す。
雀「ふ…そんなにキョロキョロしなくても案外近くにいるかもしれないぞ」
暗闇の中、雀がニヤリと笑う顔がハッキリと見えた気がした。
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