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雀「安々と借金をしょい込むお前も馬鹿だが…
お前の友達は最低だな
借金を作り、それを他人に被せるんだからな」
雀は呆れたように言った。
太「…俺の友達はそんな奴なんかじゃありません…」
太地は友達を侮辱され、怒りを表す。
太「友達は…ちゃんと働いて返す金をコツコツ貯めてた
信用出来る奴でした…」
雀「だが現に行方知らずなのだろう?
そもそも…その貯めた金はどうしたんだ?」
太「…友達と一緒に消えました…」
雀「なら逃走用の資金に使ったんだろ…」
太「………」
何も言えずに黙り込む太地。
そんな太地を見て、羽織りを引っ張り出す。
太「…何を?」
羽織りを肩にかけ、刀を取り出し、
雀「…決まってるだろ
そいつを捜す」
そう言った。
太「なっ…もう遅いですよ!
とっくに遠くに逃げてます!」
雀「捜してみないと分からないだろ?
それに…そいつが見付からなかったら…その時はその時だ
お前は借金を払わなくていい
私が払う」
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