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「……あーあ、またやっちゃった……」
「うん。またやっちゃったなー」
ひゃあ!? とイオが背後からの声に驚いて、黄緑色の大きな瞳を瞬かせ見上げる。
其処には呆れたように仁王立ちをして、やれやれと言った様子のレグナの姿があった。
茶灰色の髪を後で結った少年は、じっとイオの落とした木の実達を黄緑色の瞳で見詰めて、よっこらせ、としゃがみ込む。
「お前はほんっととろくせーなあ」
「えっ、ぁ……ご、ごめんねっ」
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