空色ノ唄-ホーム-

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―――三秒後――― 「つわぉぉぉぉうっっ!ってぇギブギブギブギブーっっ!!」 そこには腕をひねり上げられ地面と仲良くしているテトラの姿と、奇声を発すテトラを無表情で眺めるライの姿があった。 ふん、と鼻で笑い手を離す。 「いってー・・・少しは加減してくれよ・・・」 体を起こし、眉間をしかめるテトラ。 「馬鹿に加減したところでいいことなんてないだろう?」 「嫌な人間だな、オイ」 さも当然の様に言うライ。 「安心しろ。お前程ではない」 言って、ニヤリと笑みを浮かべた。
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