~No.15~

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羽瀬高より早く控え室に戻って着替え終わって 進藤が控え室を出た時… 恵介「唯…」 唯「お疲れさま!」 恵介「あぁ…そうだ!?お前に返事聞かないとな負けたけど…」 三倉さんは動揺せずに 唯「だから恵介に言っておくことがあるの!」 本当の気持ちは進藤にはわかっていた それでも進藤は三倉さんの話に耳を傾けた 唯「私、翔君が好きだから…だからごめんなさい!」 恵介「応援してる!頑張れよ!」 唯「うん!恵介…ありがとう!」 ありがとう… 今日だけは嫌な言葉と感じた進藤だった 控え室から離れた所で吉井が進藤を待っていた 美貴「慰めてあげよっか?」 恵介「入らねぇよ…」 美貴「じゃあ慰めてあげる!」 吉井は進藤に抱きつき、よしよしと頭を撫でていた すると進藤は次第に涙を流していた 本当は全てが悔しかったのだろう 試合に負けたこと… 好きな人にフラれたこと… 進藤は我慢していたものが涙を流すことで全てを表していた
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