黄色のやさしい夢

☆黄色い優しい夢☆

　春が近づくと木や草花たちにつぼみがつきはじめました。

けれども僕の体は縦にたてに伸び続けるだけでまったくつぼみがつかないのです。

たくさんおみずをもらっても太陽の光をいっぱい浴びても

つぼみはまったくつきませんでした。

木々たちや草花たちは何色のつぼみがついたかと楽しげに話をしていました。

しかしぼくは全くその会話に入ることは出来ずしだいに誰とも話さなくなりました。

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