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困った表情だったマーン姫は安心したように小さく息を吐きました。
「マダマダ王子……」
「君達! マーン姫を困らせるな」
メッグーオはマーン姫を守るかのように長い手を横に伸ばしました。
彼の行動に、会場は静まり返りました。
「今日はクリスマスパーティーです。マーン姫への皆様のプレゼントは後ほど私からお渡し致しますのでどうぞこちらに」
カナは、すっと静かにマーン姫の隣に現れ、手でカートを指し示しました。
もうすでに何個ものクリスマスプレゼントが積まれています。
会場の人達は一斉にカートへ集まりました。
「ありがとうございます、マダマダ王子、カナ」
「君のためならワタクシはなんでもするYO!」
「私もですよ、姫」
うれしそうに言うマーン姫にメッグーオとカナは笑顔を向けました。
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