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もちろん、ドラゴンはいままでそんなにんげんをみたことがありません。
なぜなら、もしにんげんがそこをドラゴンのすみかだと知らずにまよいこんできてしまったとしても、たいていのにんげんはドラゴンを見つけてしまい、そしてそれをおそれてにげてしまうからです。
さいしょは、ドラゴンもとくにあいてをしていませんでしたが、だんだん心をひらくようになりました。
いろいろなことをはなしたり、いろいろなことをおしえてもらったり、いろいろなことをしてあそんだり。
ドラゴンはその男をすっかりきにいってしまいました。
そしてそのふたりは、しぬまでいっしょにたのしくくらしたのでした。
めでたしめでたし
絵本
《ひとりぼっちドラゴンのものがたり》より
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