児童自立支援施設

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 車で1時間程揺られ、俺は自分の新しく始まる生活の場所へ着いた。  俺は親と児童相談所(児相)の先生と共に、園長室に入った。 そこには、園長らしき人物と先生らしき人物がいた。 そこで俺は自己紹介をした。 「榊原一真です」 その後は何を話していたのかほとんど覚えていないが、母が沈んだ顔をしていたのは覚えている。 「お前が入れるゆうたくせに何なその顏!!」 俺は心の中で叫んだ。こんなとこ来たくなかった。 でも今更仕方無い…か…。 そして、話も終わり母達が帰り、俺は先生に連れられ、寮に入り、施設の服装に着替え、頭を坊主にされ、荷物を整理した。 その内他の寮生が戻ってき、点呼を取り、俺の前に並びまた自己紹介。 その後は作業に向かい、帰って来てから夕飯を食べ、勉強をして、テレビを一時間だけ見て就寝。 一部屋に三人で寝起きするのだが、狭く布団の隙間がなぃ。 「最悪。」心で囁く。 明日から学校も始まるんか……。 その日は、色々説明も受けたり、他の寮生に質問責めされたのもあり、酷く疲れていたため、すぐに眠りに落ちた。
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