序章 ~開~

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  ――この状況は、何かがおかしい。 何がおかしいって、さっき、この馬は自らを『馬だ』と言った。 そう、『馬』なのに、『言った』んだ。 馬が喋ってる。 馬が僕を呼び止めて、なのに沈黙し、僕のほうを見つめている。 どうしよう。どうしたらいいのだろう。 この奇妙な状況に、僕はどう対応したらいいのだろうか。
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