さあ、働こう!

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マナとダグラスが帰ってから、ラーガは4時間、雑草を抜き続けていた。 ラーガ「よし、これで最後だな ……ふー、やっと終わったぁ……」 最後の一本を抜き終え、ラーガは地面に座り休憩をした。 ラーガ「あっ、そういえば、町の人に挨拶してないや……」 ラーガは立ち上がり、町の人と引っ越しの挨拶をするために歩き始めた。 歩き始めてから5分も経たないうちに、雑貨屋『パンプキン』に着いた。 ラーガ「えーと、雑貨屋『パンプキン』……雑貨屋だからマナの家かな?」 ラーガは呟きながら扉を押し開けて、店に入った。 マナ「いらっしゃいませ~!」 ダグラス「おお、来たか青年! 男なら、だまってコレを買え!」 ラーガ「いや、今日は、買い物ではなくて……」 挨拶にきた、と言う前にダグラスの怒声に遮られた。 ダグラス「なに!? さては、マナと結婚したいとぬかすつもりだなぁ!! 絶対に、ゆるさぁーーーん!!」 マナ「お父さん! もう、ホントごめんなさい」 ラーガ「……い、いえ」 マナ「お父さんは、気にしないで、ゆっくりしていってね」 ラーガ「はい」 マナにそう言われたあと、ラーガが店の商品を見ているとダグラスが話しかけてきた。 ダグラス「時に青年よ、種はいらんか?」 ラーガ「種…ですか?」 ダグラス「うむ、畑があっても種がなくては意味がないからな 今の季節なら、サクラカブの種なんかがいいぞ!」 ダグラスが差し出してきたのはサクラ色の種だった。 ラーガ「……あの、いくらするんですか?」 ダグラス「一つ980Gだぞ、青年!」 ラーガ「あの、僕、全財産50Gなんですけど……」 ラーガはクワとじょうろを売り付けられたため、残り50Gしか手持ちがなかった。 ダグラス「青年!心配はいらんぞ!!」
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