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「うう………、ツイテないわ…
私って不幸なのね…」
この現在落ち込んでる女性は『皿田マキ』
昔から『サラダ巻き』とあだ名で呼ばれていた。
髪は短くまとめられて、ややふっくらした体型なので日々ダイエットと戦っている。
高校を卒業後に中堅の商社に勤務するも、毎日のお茶汲みやワープロで簡単な文書作成など至って普通のOLの仕事をこなす日々。
どこの会社にもアイドル的な社員がいる訳で、マキが勤める会社にもOL憧れのイケメン男性社員が数人存在する。
マキの部署にも一人いてしかもマキの席の向かいである。こんな男性と恋人になれたならと妄想も膨らむ…
そんなある日憧れの男性社員『田中 高貴』からデートの誘いが来たからさぁ大変。
田中から野球のチケットが一枚余ったので一緒に行かないかと誘われたのだ。
田中高貴は大の野球ファンでリーグ優勝を賭けた一戦や日本シリーズでは会社をサボって球場に直行した男である。
実は田中高貴はデートのつもりは無い、純粋に券が余っただけなのだった。
そんな田中高貴の考えも知らず、デートと思い込み翌日を楽しみにしている皿田マキでした。
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