Side:私
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気が付くと、私は真っ赤に染まっていた。 目の前には大きな赤い水溜りと、そこに横たわっている真っ赤になったケン君。 頭は砕け、――――が見えている。 この後の世界であったら、何もかも忘れてしまっていそう。 私は金槌を放り投げ、落下防止のフェンスを登る。 「今行くよ、ケン君」 この後の世界で、一緒になる為に――――
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