神がくれた一週間

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   電車に二時間ほど揺られ、三十分ほど歩き、目的のアパートに到着。今更だが、連絡なしなので、追い返される可能性もある。彼女とかがいたら引き返そう、そう思いながらドアをノックした。  兄は歓迎してくれた。  ちょうど昼ご飯の時間だったため、近くのファミレスで昼食をとる。僕の様子に何か感じるものがあったのだろうか、いつもより神妙な顔付きで「どうした?」と尋ねてきた。  まあ正直ハンバーグステーキ食べながら話すような話じゃないので、食べ終えてから言ってみた。 「もうすぐ死ぬんだ」
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