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四日目。
透明化はひざ元にまで及んだ。
どうやら推測通りである。僕はその存在を着実に薄弱のものにしていくのだ。
その前に、色んな人々に言っとかないとならないことを伝えなければならない。
こういう境遇になったからには、十分に活用し、後悔は残したくない。そのための猶予だ。
とりあえずこの日は土曜日で、ゆとり教育万歳の休日であったため、未来を遊園地に誘った。
いつも誘うのは未来の方であり、僕は振り回されるという、今思い返せば何とも情けない立場だったため、未来は不思議そうにしていた。
それでもいつになく僕が積極的に手を引くので、顔を赤く染めて笑ってくれた。
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