第一場

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あきら走り来る あきら「初めてだった。あんなに優しくしてもらったのは。 …俺には友達が居ない。いや、居るっちゃ居るんだが…からっきしうるさい奴で飽き飽きしてる。さて、このお守りどうしようか…」 のんた「あーきらくーん☆何してんだ?」 あきら「のんた…またお前か…」 のんた「そんな言い方無くなーい?それよりさ、今から仕事しねぇか?良い家があるんだよ。超金持ちそうなんだぜ?」 あきら「ごめんのんた。今はそんな気分じゃないんだ。他を当たってくれ」 のんた「何ー?聞こえなーい☆…てかさ、それ何?金か!?」 のんたお守りを奪う あきら「あっ!返せよ!」 のんた「嫌だね。返してほしかったら俺と一緒に仕事すんだ。な、良いだろー?」 あきら「勘弁してくれよ。今はそんな気分じゃないって言っただろ?返せよ」 のんた「なんだ?お守りか?金じゃねぇのか、なら良いやっ」 のんたお守りを捨てる あきら「のんた!!てめぇいい加減にしろよ!!」 のんた「なんでそんなモノがそんなに大切なんだぁ?あ、分かった!好きな奴から貰ったんだろー!…恋か?ウッシッシ」 あきら「違うっ!これは…その…」 のんた「その?」 あきら「…友達から貰ったんだ!これで良いだろ!」 のんた「ふーん…まぁ良いや。とにかく仕事しようぜ。じゃないとこのあたりの奴らに『あきらは恋してんだぜー!』って言い触らすぞ。良いのか?」 あきら「…分かった。しょうがないな…で?その仕事場所はどこなんだ?」 のんた「まぁ付いて来いよ。こっちだ」 のんたはける あきら渋々付いて行く 暗転
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